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VMware 「VMware Infrastructure 3」

最近、サーバーの仮想化も一般的になってきました。

 

サーバー仮想化のなかで最も有名なソフトがVMwareになります

 

「VMware Infrastructure 3」

 

わかりやすいですし、使いやすいインターフェイスなのですが

 

運用で問題が発生するとこれがまた大変・・・。

 

特に、問題を感じるのがVCBというバックアップ系。

 

VMwareでのスナップショット機能・・・、まだ成熟できない感があります。

(将来的には、VMwareのスナップショットドライバSyncドライバは廃止の方向でVSSになるのではとも思われます)

 

問い合わせをしても、ログからわからなかったといったことも時々あります・・・。

 

少し雑なのでしょうか・・・?

 

 

 

 

VMware ノート (ESX 3.5ベース)

 

仮想マシンの時刻同期

 

 

以下の場合に ESX ホスト のBIOS の時刻と同期します

VMware Tools の時刻同期の機能を無効にしていた場合でも 同様です。

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・仮想マシンがサスペンド状態から復帰した場合。

・複数のスナップショットが取得されている状態にて、現在の時刻から過去に取得
  したスナップショットに戻った場合。
   
・仮想マシンの起動を行った場合。
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スナップショット動作仕様

 

 

まず、仮想マシンにある仮想ディスクを作成すると、仮想マシン名-flat.vmdk
というファイルが仮想マシンの構成フォルダ内に作成されます。

例えば、30GBの仮想ディスクを作成した場合は、仮想マシン名-flat.vmdk
というファイルが、30GBの容量を持ちます。

スナップショットを取得していない場合は、このファイルが仮想マシンの
ファイルの内容を保時します。仕様として仮想マシンの情報が更新されても
このファイルの容量は増加されません。

スナップショットを取得すると差分ファイルとして
仮想マシン名-******-delta.vmdkというファイルが作成されます。

このとき仮想マシンは、-flat.vmdkと差分の情報である、******-delta.vmdk
の両方の情報を併せて仮想ディスクの情報を保持しています。

この時点で現在のOSの情報は、、******-delta.vmdk+仮想マシン-flat.vmdk
で情報を保持します。以降仮想マシン-flat.vmdkのファイルは、更新されません。
つまり、スナップショットを取得した時点の情報を仮想マシン-flat.vmdk
が持ちます。情報更新がされるたびに******-delta.vmdkのファイル情報が更新され
ていきます。

また仕様として情報が更新されるたびに、差分情報である、******-delta.vmdk
の容量は増加していきます。

スナップショットが作成された時点では、******-delta.vmdkの容量は約16MBと
大容量ではありません。しかし、仮想マシン内で情報が更新される
(新規作成、修正、削除など)と差分ファイルの容量は、増加していき、
最大で仮想ディスクに設定した容量(仮想ディスクが30GBの場合は、30GBまで)
までファイル容量が増加します。
作成された差分ファイルは次のスナップショットが取得されるまで、
情報が更新されるたびに増加します。
次のスナップショットが作成されると、今度は、情報更新のたびのそのときに
作成された******-delta.vmdkのファイルの容量が増加します。

次にスナップショットの削除に関してご説明いたします。
削除する場合には、どの世代のスナップショットを削除する
かによって必要な容量は異なります。

例えば3世代のスナップショットを取得した仮想ディスク30GBのディスクがあるとします。

すると仮想マシンの構成ファイル内には、下記ファイルが作成されます。
※差分ファイルの容量は次のスナップショットが取得されたときまでの
 容量ですので、例として記載しています。

このときの構成ファイルの内容としては、下記のようになります。

1世代目のスナップショット情報-------flat.vmdk (30GB)

2世代目のスナップショット情報----------例Virtualmachine00001-delta.vmdk (5GB)

3世代目のスナップショット情報----------例Virtualmachine00002-delta.vmdk (2GB)

現在のOSイメージ情報----------例Virtualmachine00003-delta.vmdk(15GB)

この状態で直近のスナップショットである3世代目のスナップショット情報
を削除した場合は、Virtualmachine00003-delta.vmdkの情報をVirtualmachine
00002-delta.vmdkへマージした後にVirtualmachine00003-delta.vmdkが破棄されます。
そして現在のOSイメージ情報をVirtualmachine00002-delta.vmdkが持ちます。
この後は、Virtualmachine00002-delta.vmdkが情報が更新されるたびに
ファイルの容量が増加していきます。

このときに結合前に、Virtualmachine00003-delta.vmdkの内容をコピーする
領域としてVirtualmachine00003-delta.vmdkの容量が必要となります。
そのため15GBが空き容量として必要になります。

1世代目のスナップショット情報を取得したスナップショットを削除した場合は、
Virtualmachine00001-delta.vmdkがflat.vmdkに情報をマージした後に
Virtualmachine00001-delta.vmdkが破棄されます。

元のディスクにマージする場合は、仕様として、直接結合を行うので、
空き容量は、必要ありません。

またスナップショットマネージャーよりすべて削除を実施する場合は、
それぞれの世代に対して結合を行うので、通常よりも必要な容量が
増加します。

例えば、先ほどと同様下記のようなスナップショット構成の場合

1世代目のスナップショット情報-------flat.vmdk (30GB)

2世代目のスナップショット情報----------例Virtualmachine00001-delta.vmdk (5GB)

3世代目のスナップショット情報----------例Virtualmachine00002-delta.vmdk (2GB)

現在のOSイメージ情報----------例Virtualmachine00003-delta.vmdk(15GB)

すべて削除を行うとまず、Virtualmachine00003-delta.vmdkが
Virtualmachine00002-delta.vmdkとVirtualmachine00001-delta.vmdkに対して
マージする作業を行うため、Virtualmachine00003-delta.vmdkの容量
15GB×2が必要となります。
またVirtualmachine00002-delta.vmdkがVirtualmachine00001-delta.vmdkに対して
マージ作業を行うため、Virtualmachine00002-delta.vmdkの容量である、2GBが開き領域
として必要です。先ほど申し上げましたが、Virtualmachine00001-delta.vmdkがflat.vmdk
にマージする際は、別途容量は必要ないため、今回の場合すべて削除の作業を実施するために
必要な容量は、15GB×2+2GB=32GBが必要となります。

 

 

 

 

VMware Converterで変換後にGestOSタイプが変わる

 

 

Windows 2000 Server ⇒ Windows 2000 Advanced Server

 

Bug PR#142831

 

バグになります。

 

現状の対処方法は

 

1. 該当となる仮想マシンのシャットダウンを行なって下さい。

2. 該当となる仮想マシンのオブジェクトをインベントリより選択し、右クリックから
    「設定の編集」 をクリックします。
    
3. 「オプション」 タブの 「一般オプション」 、 「ゲスト OS」 の 「バージョン」
   プルダウンから 「Microsoft Windows 2000 Server」 を選択して 「OK」 をクリック。

4. その後仮想マシンの起動を行って下さい。

 

 

 

 

 

Host is not responding error

 

 

ESX Server 3.5 Update3 につきましては、hostd にメモリリークの事象が確認さているとの事・・・。

 

 

 

 

VCBバックアップのタイミングで、ゲストOSのVMwareToolsが「not running」になる

 

 

VMware ESX Server 3.5 Update 3リリース ノート

http://www.vmware.com/jp/support/vi3/doc/vi3_esx35u3_rel_notes_ja.html

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解決した問題

このリリースでは、次の内容に関する問題が解決しています。

(中略)

バックアップ

Windows 2003のゲストでVCB コマンドを実行後、VirtualCenterでVMware Toolsについて誤った情報が表示される

 

VMware Consolidated Backupのコマンド (ファイルレベルまたはフル バックアップ)を32ビットまたは64ビットのWindows 2003仮想マシンで実行すると、VMware Toolsがまだ実行中であっても「VMware Tools Not Running」というメッセージがVirtualCenterの[概要]タブに表示されます。今回のリリースで、この問題は解決しました。

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「Patch ESX350-200901401-SG」を適用したことにより再発した可能性・・・。

 

 

 

 

「quiesce file system」の quiesce という言葉。

 

vcbmounterで

「Snapshot creation failed: Could not quiesce file system.」
というエラーがでました。
このquiesceという言葉、静止点をあらわすそうです。

つまり、仮想マシンのスナップショット静止ファイルシステムへアクセスできなかったというメッセージです。