ネットワーク
■ ”Trunk”(ドランク)とは?
意味は2通りあります。
・その1
対向となるスイッチ同士を、複数の通信ケーブルで接続し、
通信経路を増やす方法です。
「ポートトランキング」「ロードシェアリング」や
「イーサチャネル」とネットワーク機器メーカーによって、
その名称は様々ですが、同じ機能を指しています。
通常はスイッチ同士は1本の通信ケーブルでしか、
接続しません。
[スイッチA]------[スイッチB]
しかし、スイッチ間の帯域(通信量)を増やしたり、
対障害性を高めるために、この方法が用いられます。
[スイッチA]======[スイッチB]
「トランキング」機能を使用すると、複数本のケーブルを
仮想的に1本のケーブルのように扱う事が可能で、
例えば100Mbps のUTP を使用しており、
8本のトランクを使用すれば、
その間では最大800Mbps の通信が可能になります。
(全二重では最大1.6Gbps)
=====200Mbps=====
=====200Mbps=====
=====200Mbps=====
=====200Mbps=====
・その2
もう一つの”Trunk”の意味は、ネットワークを束ねると言う意味です。
主にCisco が使用する言葉です。
他のメーカーでは、「TagVLAN」や「VLAN Tagging」
などの名称で呼んでいます。
この方法を使えば、異なるネットワークの通信を、
1本のケーブルを使って、対向間のスイッチで行う事が可能です。
--(NW-1)--+ +--(NW-1)--
[スイッチA]---/トランク接続/---[スイッチB]
--(NW-2)--+ +--(NW-2)--
この方法をとるときには、あらかじめスイッチA/B にて、
VLAN と言う機能を使用し、NW-1/2 を分けておく必要があります。