ストレージとディスクとパフォーマンスについて
FCディスクとSASディスクの違い
FCディスクとSASディスクの違い。
スペック的に見て違いが見当たらない・・・、違うのだろうか?
ストレージメーカーと話す機会があり聞いてみたところ
ディスク性能的には違いはないとのこと。
違う部分は、インターフェイス部分(FCかSASか)とプロトコル規格のみ。
では何故ストレージメーカーは高価なストレージはFCを採用するのか?
それは歴史的な部分で昔からFCを採用してきたため、信頼性と今までの規格維持のためにまだハイエンドのストレージではFCのみでSAS対応はしていないとのこと。
ローエンドでSAS対応はしている。
更新日:2009/11/19
ATAという規格 8時間ルール
ディスクの限界とSSD
SSDとは、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置。ハードディスクドライブ(HDD)と同じ接続インタフェース(ATAなど)を備え、ハードディスクの代替として利用できる。
SSDはハードディスクのようにディスクを持たないため、読み取り装置(ヘッド)をディスク上で移動させる時間(シークタイム)や、目的のデータがヘッド位置まで回転してくるまでの待ち時間(サーチタイム)がなく、高速に読み書きできる。また、モーターが無いため消費電力も少なく、機械的に駆動する部品が無いため衝撃にも強い。
参考: http://e-words.jp/w/SSD.html
つまり、不揮発性のメモリを使用しているのがSSD。
円盤であるディスクでは回転数に限界が来ている。これ以上回転数を上げるには技術的に厳しく、今後ディスクの速度を求めるにはSSDが主流となると思われる。
今までは、ストレージのパフォーマンスを求めるのに、無駄にディスクをたくさん搭載し、一番早いアクセスが出来る円盤の外側の部分のみを使用するといった手段をとってきた。
(ディスクを束ねたRAID上に、LUNを切る一番初めのLUNが円盤の外側に対応していたりする)
そして、大量のディスクに大量にデータをパスできるよう、FCのバス幅を使用した。
しかし、SSDになれば今までパフォーマンスを求めた無駄なディスク容量を少なく出来る。
(代わりに値段は高価。400万程度を想定)
ディスクの円盤に対する回転(故障の原因になりうる)もなければ、シークといった動きもなく、SSDは電子回路のみだから早いのは当然ですね。
更新日:2009/11/24