Sysprep
sysprep について
sysprepの実行後、sidが異なる確認方法
更新日:2009/11/30
sysprep ・・・・
昔より一般的になり、実際に実行する機会が増えてきました。
「Sysprep」はWindowsのミニセットアップを走らせるためのマイクロソフト製のツールです。
昔は、めったにないWindowsパソコンを大量セットアップ時くらいしかsysprepという言葉を聞きませんでしたが、最近は仮想化が一般的になりつつあり、WindowsOSの展開・複製が簡単に出来るようになったからでしょうか。
sysprepの実行手順
Windows Server 2003 での手順は簡単にいうと
①c:\sysprepフォルダの作成とツールのコピー
②sysprep.exeを実行
③「セキュリティ識別子(SID)を作成しない」のチェックがないことなどオプション内容をを確認
④[再シール]ボタンを実行します
と行い、再起動後にミニセットアップが実行されます。
参考:http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/553sysprep/sysprep.html
では何故、Windowsを複製するのにSysprepを使用する必要があるのでしょうか?
これは
・SID(コンピュータを一意にするID)の重複を防ぐ
・新しいハードウェアでのドライバの更新
などの理由があります。
参考:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Windows/20051020/223124/
sysprepを実行後、本当にSIDは変更されたのでしょうか?
確認方法は、レジストリにあります。
Windows Server 2003では以下のコマンドを管理者権限で実行することで確認できます
> reg query HKU
(またリソースキットにgetsidといったコマンドもあります)
レジストリエディタの[HKEY_USERS]にキー名(フォルダみたいな表示)としてぶら下がっているIDで確認できます。
この「S-1-5-xx-yyyyyyyyy-yyyyyyyyy-yyyyyyyyyy-zzzz」のようなIDはSIDといわれ、通常ユーザーを識別するための識別子が表示されます。
administratorでレジストリエディタやregコマンドでsidを表示させると
「S-1-5-xx-yyyyyyyyy-yyyyyyyyy-yyyyyyyyyy-500」
と表示されます。
この500等の数の前がコンピュータのSIDにあたります。
「S-1-5-xx-yyyyyyyyy-yyyyyyyyy-yyyyyyyyyy」